読み方 : ろくギガヘルツたい
6GHz帯【6GHz band】
6GHz帯とは?

従来の無線LANは2.4GHz帯と5GHz帯を使用してきたが、スマートフォンや家電など無線機器の急増に伴い、両帯域とも混雑が深刻化してきた。2.4GHz帯は電子レンジやBluetooth機器とも電波を共有するため干渉を受けやすく、5GHz帯も普及が進んだ結果として空きチャンネルが減っている。6GHz帯はこうした既存帯域の限界を補う目的で、Wi-Fi 6EやWi-Fi 7といった最新規格から新たに利用が開始された。
6GHz帯の通信上の強みは、確保できる周波数幅の広さにある。道路に例えるなら車線数が大幅に増えた状態に近く、最大320MHzという広いチャンネル幅を設定できる。これにより、高精細映像の配信や大容量ファイルの転送、ビデオ会議、オンラインゲームなど大量のデータを送受信する用途や遅延に敏感な用途でも安定した通信が実現しやすい。また、2.4GHz帯のように複数の機器や用途で共用する周波数帯ではないため、他の無線機器からの干渉を受けにくい。
一方、周波数が高い電波は直進性が強く障害物に弱いという性質がある。壁や床を通過すると電波が減衰しやすいため、複数の部屋や階をまたぐ環境では従来の周波数帯より電波が届きにくくなることがある。広い住宅や構造が複雑な建物では、Wi-Fiルータやアクセスポイントの設置場所を工夫するか、中継機や複数のアクセスポイントを組み合わせる対応が必要になる。