読み方 : ドットエムエスユーファイル

.msuファイル【Microsoft Update Standalone Package】

概要

.msuファイルとは、Windows Updateで配布されるパッチや更新プログラムを一つにまとめたパッケージファイル。オフライン環境でも単体で適用できる形式である。
.msuファイルのイメージ画像

この形式はWindows UpdateやMicrosoft Updateの配布方法として用いられ、単体でダウンロードして手動で適用することも可能である。ファイルの実体はCAB形式圧縮ファイルであり、更新対象のバイナリファイルXMLメタデータインストールに必要な付加情報)、デジタル署名などが格納される。

Windowsのコンポーネントストアに対して更新を適用するため、Windows Update Standalone Installer(WUSA)によって実行される。コマンドラインからのインストールアンインストールにも対応しており、「/quiet」や「/uninstall」などのオプションを付与して自動化した更新作業を行うことができる。

.msuファイルにはセキュリティ更新、累積更新、サービスパックなどさまざまな種類があり、適用対象のWindowsバージョンアーキテクチャごとに配布されている。ファイル内部には更新プログラムコード署名が含まれており、インストール時に改竄の有無が検証される。

管理者はダウンロードした.msuファイルを利用して、インターネット接続のない端末にも更新プログラムを適用することができる。インターネット接続が制限された閉域ネットワーク内のサーバや、WSUSWindows Server Update Services)を使わない環境での手動更新にも適している。

Windows VistaおよびWindows Server 2008以降のOSを対象に導入された形式で、それ以前に使われていた.exeや.infベースの更新パッケージに代わる標準的な配布形式として位置付けられている。MicrosoftのダウンロードセンターやMicrosoft Update Catalogからダウンロードして入手できる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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