読み方 : キーファイル

.keyファイル

.keyファイルとは?

拡張子が「.key」であるファイル暗号化認証に用いる秘密鍵データを格納したファイルと、米アップル(Apple)社のプレゼンテーションソフト「Keynote」が生成するスライドファイルの、大きく二種類が存在する。同じ拡張子でも内容や用途は全く異なり、文脈に応じて判断する必要がある。

暗号鍵ファイル

暗号鍵を格納する.keyファイルで代表的な用途がSSL/TLS通信である。WebサーバHTTPS通信を行う際には、サーバ証明書と対になる秘密鍵が必要であり、この秘密鍵を保存したファイルに「.key」という拡張子が付けられることが多い。ApachenginxといったWebサーバソフトウェアでは、設定ファイル内で.keyファイルの保存場所を指定する。

SSH接続でも秘密鍵の保存に.keyファイルが使われる。公開鍵認証方式でリモートサーバにログインする際、クライアント側が保持する秘密鍵ファイルとして扱われる。ただし、OpenSSHでは「id_rsa」のような拡張子なしの名称が慣習的に使われることも多く、「.key」という拡張子が必須というわけではない。

暗号鍵としての.keyファイルはテキスト形式で保存される場合が多く、「-----BEGIN PRIVATE KEY-----」のような識別文字列を含むPEM形式が広く用いられる。内容はBase64エンコードされた鍵データであり、パスフレーズによってさらに保護される場合もある。

秘密鍵が漏洩すると通信の盗聴や­なりすまし­につながるため、Linuxなどのサーバ環境ではパーミッションを600に設定して所有者のみが読み取れる状態で運用するといった対策が必要になる。バックアップや移行の際にも、暗号化保管やアクセス制御など慎重な管理が求められる。

Keynoteスライド

Keynoteの.keyファイルは作成したスライドの文字や画像、アニメーションなどをまとめたパッケージファイルである。macOSやiOS上でネイティブに編集・再生できる。Windows環境では直接は開けないが、iCloud上のKeynoteをWebブラウザ経由で利用するか、PowerPoint形式やPDF形式に変換することで他の環境でも扱うことができるようになる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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