読み方 : エーディーエムエックスファイル

.admxファイル【.admx file】

.admxファイルとは?

Windowsグループポリシーで使用される管理用テンプレートファイル。XML形式で記述されており、オペレーティングシステム(OS)やアプリケーションに対して管理者が適用できるポリシーの設定項目を定義する。Windows Vista以降で標準採用され、それ以前の.admファイルの後継に位置づけられる。
.admxファイルのイメージ画像

グループポリシー」(group policy)とは、Active Directoryを利用する企業などの組織内ネットワーク環境において、管理者が多数のWindowsパソコンの設定を一元管理するための仕組みである。.admxファイルはその設定画面に表示される項目を規定しており、管理者はレジストリを直接編集することなく、視覚的な操作でシステム設定を変更できる。

.admxファイルが保持するのは設定項目の名称や説明、既定値、取り得る値の範囲など、ポリシーの構造に関する情報である。実際の画面表示に使われる説明文やラベルは、言語ごとに用意された.admlファイルに分離して格納される。同一の.admxファイルに対して複数言語の.admlファイルを組み合わせるだけで多言語対応が実現できる。

従来の.admファイルは設定定義と言語テキストが一体化しており、多言語環境への対応が難しかった。また、グループポリシーオブジェクトGPO)を格納するドメインコントローラごとにコピーが保持される構造であったため、管理規模が大きい環境では運用効率に課題があった。.admxファイルでは「セントラルストア」と呼ばれる共有フォルダへの一元配置が可能となり、テンプレートの更新が各端末へ自動的に反映される。

米マイクロソフト(Microsoft)社では、WindowsMicrosoft OfficeMicrosoft 365)など自社製品のポリシー設定を定義した.admxファイルを公式に配布している。Webブラウザなどサードパーティの開発元が管理用テンプレートを.admx形式で提供する例もある。管理者はこれらをセントラルストアに追加することで、標準では表示されない設定項目をグループポリシー管理画面から操作できるようになる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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