読み方 : デブエスディーエー

/dev/sda

概要

/dev/sdaとは、LinuxなどのUNIX系OSにおいて、システムに最初に認識されたストレージ装置を示すデバイスファイル名。主にコンピュータに内蔵されたハードディスクSSDなどのブロックデバイスを指す識別子である。
/dev/sdaのイメージ画像

UNIX系OSでは、ハードウェアに対する入出力を仮想的なファイルに対する読み込みや書き出しとして扱うという設計思想がある。コンピュータに内蔵あるいは接続されたハードウェアは、ファイルシステム内で「/dev」というディレクトリ内の「デバイスファイル」という特殊なファイルとして扱われる。

「/dev/sda」は起動時に接続済みの内蔵ストレージのうち1番目の装置を指すもので、「a」は順番を示すアルファベットである。複数の装置がある場合は2番目が「/dev/sdb」、3番目が「/dev/sdc」といったように続く。ディスク内をパーティションに分ける場合は「/dev/sda1」「/dev/sda2」のように数字を付加して区別する。

「sd」は「SCSI disk」の略とされ、1980年代にUNIXシステムにハードディスクが搭載され始めた当時、SCSIという接続方式が一般的だったことに由来する。現代ではSCSIは既に使われていないが、SATAなど現在一般的な接続方式でも慣習的にこのファイル名がそのまま使われ続けている。ただし、近年はNVMe接続のSSDなどで「/dev/nvme0n1」のような異なる命名規則が用いられることもある。

ストレージ内に作られたファイルディレクトリの格納領域はルートファイルシステムに別にマウントされ、普段はそこを通じてファイル操作を行う。このデバイスファイルは、ストレージへのファイルシステムの作成やマウントバックアップ、ディスク複製など、装置そのものを操作対象とする管理作業およびコマンドで使用することが多い。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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