読み方 : でんわばんごう
電話番号【phone number】
電話番号とは?
電話回線網に接続された端末や回線を識別し、通話先を特定するために割り当てられる数字の組み合わせ。世界共通のルールに基づき、重複しないよう各国の管理機関によって体系的に配分されている。

電話番号の構造は国際電気通信連合(ITU-T)の勧告である「E.164」規格によって規定されており、国番号、市外局番、加入者番号などの要素から構成される。国際電話をかける際は先頭に「国番号」を付加し、国内通話では国番号を省略した残りの番号を用いる。日本の国番号は「81」であり、国内では「0」から始まる市外局番と市内番号の組み合わせが用いられる。電話会社の運用する交換機は入力された番号を解析し、回線網の中から適切な経路を選択して接続を行う。
電話番号の種別は用途によって異なる。固定電話では地域ごとに市外局番が割り振られており、番号から接続先のおおまかな地理的位置を把握できる。携帯電話には「070」「080」「090」といった番号帯が割り当てられ、地域との紐付けはない。「050」で始まるIP電話向けの番号や、通話料を着信側が負担する「0120」「0800」の着信課金サービス(NTTのフリーダイヤルなど)のように、サービスの性質に応じた専用の番号体系も設けられている。
番号資源の管理は各国の通信規制機関が担い、日本では総務省が管轄する。携帯電話の急速な普及により番号需要が増大したことを受け、新たな番号帯の追加や桁数の拡張といった対応が段階的に行われてきた。事業者ごとに番号帯が割り当てられ、限られた資源が効率的に運用されている。
近年では、電話番号の用途が音声通話にとどまらず、SMS送受信やオンラインサービスの本人確認、発信者識別など多方面に広がっている。番号ポータビリティ制度の導入により事業者を変更しても同じ番号を継続使用できるようになったが、解約後の番号は第三者へ再割り当てされる仕組みであるため、本人確認などに利用する際には注意が必要となる。