離脱率 【page exit ratio】

概要

離脱率(page exit ratio)とは、Webページアクセス指標の一つで、あるページのページビュー(閲覧回数)に対する、そのページでサイトの閲覧を終了した人の割合。サイトの閲覧者総数に対する割合とする場合もある。

例えば、ある日1000人の閲覧者が訪れたサイトで、あるページに100PVアクセスがあり、そのページを最後にサイトを離脱した人が10人だった場合、そのページの離脱率は10/100で10%となる。閲覧者の総数1000人に対する割合として10/1000で1%とする場合もある。

閲覧者が最後に見たページがどこかを表す指標で、このが高いページほど、多くの閲覧者が他のサイトへ遷移したり、ブラウザウィンドウを閉じるなどしてサイトを去っていることを意味する。

一般的にはリンク集など外部へのリンクが多いページで多くなる。外部へのリンクが無いページで高い離脱率が記録される場合は、閲覧者が興味を失って閲覧を中断(ブラウザウィンドウを閉じる、ブックマークから別のサイトを開くなど)した可能性が高い。

また、ECサイトなどでは、商品購入やサービス申し込みなど、そのサイトにとっての「成果」に至らずにサイトを去った人の割合を離脱率ということがある。100人の訪問者のうち成約に至ったのが10人ならば、離脱率は(100-10)/100で90%となる。

直帰率との違い

似た用語に「直帰率」(bounce rate)があるが、これは、そのサイト訪問者のうち、最初の一ページだけ見てすぐに別のサイトへ移動してしまった人の割合を意味する。

(2019.9.10更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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