読み方 : つうしんサービス
通信サービス【communication service】

通信サービスは、回線の種類によって固定通信と移動体通信に大別される。固定通信は光ファイバーや銅線などの有線回線を用い、家庭や事業所に固定的に設置した装置を通じて利用する形態である。一方、移動体通信は電波を介して端末と街頭の基地局を接続するもので、現代ではスマートフォンが端末として広く普及している。
主な通信方式としてアナログ電話網で用いられてきた「回線交換方式」とデータ通信で用いられる「蓄積交換方式」(パケット通信)があるが、近年では音声通話もパケット化され、通話とインターネット接続を同一回線で同時に行う方式が一般化している。通信サービスのデジタル化、データ化により、通話だけでなく動画配信、オンライン会議、リモートワーク、SNSやアプリの利用など、様々な応用が広がっている。
料金体系は主に定額制と従量制に分かれる。定額制は月々一定の料金で使い放題となる方式であり、インターネット接続サービスに広く採用されている。従量制は使用した分だけ料金が発生する方式で、通話料の一部などに残っている。スマートフォン向けのプランでは、一定量まで高速通信を利用できる「データ量に上限のある定額制」(キャップ制)が現在の主流となっている。
通信サービスの提供には、信号の圧縮や誤り訂正、帯域の配分、通信相手を識別するアドレスの管理などの高度な通信技術が用いられる。通信内容を第三者から守るための暗号化や認証の仕組みも組み込まれており、安全な情報のやり取りを支えている。インターネット接続では歴史的な経緯から、通信回線を物理的に敷設・管理する回線事業者と、その回線の上で接続サービスを提供するプロバイダ(ISP)が分離した形態が一般的となっている。