読み方 : ろんりしき
論理式【logical expression】ブール式/Boolean expression

論理式を構成する最小の要素は「命題変数」と呼ばれる。命題変数はA、B、Pなどの記号で表され、それぞれが真か偽かのいずれかの値を持つ。これらを結びつけるのが論理演算子で、「かつ」(AND演算子、∧)、「または」(OR演算子、∨)、「ではない」(NOT演算子、¬)などの種類がある。例えば、「A∧B」はAとBがともに真のときだけ真となり、「A∨B」はAとBの少なくとも一方が真であれば真となる。
論理式の真偽は、含まれる命題変数に具体的な真偽値を代入することで決まる。すべての変数の値の組み合わせに対して論理式の真偽を表にまとめたものを「真理値表」と呼び、論理式がどのような条件のもとで真または偽になるかを網羅的に確認できる。
論理式にはいくつかの特別な分類がある。どの変数の値の組み合わせに対しても常に真となる論理式を「恒真式」(トートロジー)、常に偽となるものを「恒偽式」(矛盾)と呼ぶ。また、真になる変数の組み合わせが少なくとも一つ存在する場合を「充足可能」という。
論理式はデジタル回路においてANDゲート、ORゲート、NOTゲートといった基本的な回路の動作に直接対応する。また、プログラミング言語の条件分岐、データベースの検索条件(WHERE句)、人工知能における知識表現などにも用いられる。プログラミング言語などの記述に用いる半角英数字には「∧」などの記号が存在しないため、「AND」「&」「&&」などの記法で代替する。
(2026.3.24更新)