読み方 : とつごう

突合

概要

突合とは、二つ以上のデータや情報を照らし合わせ、一致や差異を確認する作業や処理のこと。主に業務処理や情報システムの分野で用いられる。
突合のイメージ画像

ある基準となるデータと比較対象のデータを対応付け、内容が正しいか、整合しているかを検証する行為である。企業の経理業務では、会計帳簿の記録と銀行口座の入出金明細を照らし合わせる作業が行われる。売上データと請求データ、出荷実績と在庫記録など対応する項目同士を比較し、不一致や漏れがないかを確認することも突合と呼ばれる。

情報システムの分野では、データベース間で同一の顧客情報が一致しているかを確認する処理や、マスタデータと取引データを照合する処理などが該当する。例えば、受注データに記載された商品コードが商品マスタに存在するかを確認することは、整合性を保つための突合である。また、データ移行やシステム統合の場面では、移行前後のレコード件数や内容を比較し、欠損や変換ミスがないかを検証する作業などを指すこともある。

セキュリティ認証の分野では、入力されたIDやパスワードと登録済み情報を照らし合わせる処理が行われるが、これも広義の突合に含まれる。医療分野では患者情報と検査結果の対応確認、物流分野では出荷指示と実際の出荷内容の確認など、様々な分野や場面で用いられる用語である。文脈によっては、単純な一致確認だけでなく、差分抽出や例外検出を含む検証作業全般を指す場合もある。

まとめ

  • 突合とは、複数のデータを照らし合わせて一致や差異を確認する作業や処理であり、業務や情報システム分野で広く用いられる。
  • 経理の帳簿と銀行明細の照合、売上と請求データの比較、データベース間の整合性確認やデータ移行時の検証などが代表例である。
  • 認証におけるID・パスワード確認や、医療・物流分野での情報対応確認などにも用いられ、差分抽出や例外検出を含む検証作業全般を指す場合もある。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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