読み方 : つみあげほう
積み上げ法【ボトムアップ見積り】
概要

まず、開発対象となるシステムやプロジェクトを「WBS」(Work Breakdown Structure)などを用いて機能や作業工程ごとに細分化する。一般的には要件定義、設計、実装、テストといった工程や、モジュール単位の作業などに分解し、それぞれの作業について必要な作業量や期間を見積もる。こうして算出された個々の見積値を積み上げることで、プロジェクト全体の工数や期間を導き出す。
最大の利点は見積りの精度の高さである。大まかな感覚で全体像を捉える「トップダウン見積り」とは異なり、個々の作業を詳細に検討した上で積み上げるため、見落としや漏れが生じにくい。また作業単位ごとに担当者が見積りに参加できるため、実作業に近い現実的な数値が得られやすいとされる。
一方、作業を細かく分解するために大きな時間と労力を要するため、見積り作業自体のコストが高くなりやすい。また、分解の粒度や担当者の経験・能力によって個別見積りの精度がばらつきがちであるとされる。プロジェクトの初期段階で要件が固まっていない場合は分解自体が困難なため、要件定義がある程度完了した段階で実施されることが多い。
関連用語
資格試験などの「積み上げ法」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【令6 問49】 ソフトウェア開発プロジェクトにおける、コストの見積手法には、積み上げ法、ファンクションポイント法、類推見積法などがある。 見積りで使用した手法とその特徴に関する記述 a~c の適切な組合せはどれか。