読み方 : きのうこうせいず
機能構成図【DMM】Diamond Mandala Matrix
機能構成図とは?
対象となる製品やサービスの機能を体系的に整理し、全体像と相互関係を把握する図法。中心となる機能と周辺機能を格子状に配置し、機能の抜け漏れや構造を可視化する。

この図法では、縦横に三つずつ並んだ九つのマスから成る正方形の枠を基本単位となる。中央に主題となる機能や目的を配置し、その周囲に関連する要素を配置する。各周辺マスを新たな中心として同様の配置を展開することで、機能を段階的に分解していく。こうした入れ子状の展開により、抽象的な概念から具体的な機能までを一貫した形式で整理できる。全体像を俯瞰しながら個々の機能の位置づけを確認しやすい。
記述の粒度については、最上位の業務目的から始まり、業務機能、さらに詳細な処理単位へと段階的に分解していく。機能単位の粒度を揃えながら配置することで、分析の一貫性を保ちやすく、後続の設計工程でも整理された資料として活用できる。分解のプロセスを通じてチームメンバー間での共通理解を形成することにも繋がる。
この手法は要求分析や機能設計の初期段階で利用されることが多く、利用者の要求を中心に据えて周辺に関連機能を配置することで、必要な機能領域を洗い出すことができる。既存システムの改善検討や新規サービスの企画などにも適用される。配置された各要素は互いに関連を持ちながら整理されるため、機能の重複や不足を確認する材料となる。関係者間で共通認識を形成するための説明資料としても用いられる。