読み方 : ぎょうむモデリング
業務モデリング【BPM】Business Process Modeling/ビジネスプロセスモデリング
概要
業務モデリングとは、企業などの組織における業務手順や情報の流れを、図や記号を用いて体系的に表現する手法。業務の現状把握や改善案の設計、情報システムの開発などに用いられる。

誰がどのような作業を行い、どの情報がどこへ流れるかを整理して図式化する。担当者や部署などの役割、作業の順序や分岐条件、やり取りされるデータや成果物などが記述される。
こうした内容の表現には、「業務フロー図」や「BPMN」(Business Process Model and Notation)、UMLの「アクティビティ図」などの作図法が用いられる。目的や対象に応じて適切な表記法が選ばれ、業務の実態を関係者間で共有できる形に整理する。
情報システムの開発では、要件定義の過程で業務モデリングが行われることが多い。既存業務を十分に把握しないままシステムを設計すると、実運用に適さない仕組みになる恐れがある。業務の流れをモデルとして整理することで、開発者と利用者の認識を一致させ、システム化すべき範囲と人による判断が必要な範囲を明確にできる。
業務モデリングは業務改善でも利用される。業務をモデルとして可視化すると、重複した作業や不要な承認手続き、特定の担当者に集中している処理などを発見しやすくなる。従来、業務のノウハウは個人の経験に依存しがちで属人化が課題となることが多かったが、業務モデリングによって組織全体で共有可能な形に整理できる。現状を表すモデルと改善後のモデルを対比することで、変更内容や期待される効果を関係者間で確認する上でも有効である。
(2026.6.24更新)