読み方 : ぎょうむプロセス
業務プロセス【business process】ビジネスプロセス
概要
業務プロセスとは、企業などの組織で、特定の目標を達成するために実行される一連の作業手順や活動の流れのこと。単独の作業ではなく、複数の工程が順序や条件に従って連鎖したひとまとまりの流れを指す。

業務は単独で完結することは少なく、複数の担当者や部門が関与するのが一般的である。例えば、受注業務では、注文受付、在庫確認、出荷指示、配送手配、請求処理といった工程が連続して行われる。
業務プロセスとは、こうした工程を時系列に並べ、それぞれの担当や処理内容、情報の入出力の関係を明確にしたものである。作業の開始・終了条件、承認の流れ、利用するシステムや帳票、関連部門との連携なども含めて捉えられる。
業務プロセスは、大きな単位から小さな単位まで階層的に定義される。「販売業務」という大きなプロセスの中に、「見積作成」「受注登録」「在庫確認」「請求書発行」といった細かなプロセスが含まれる構造になっている。単一の部門内で完結するものもあれば、営業、製造、経理といった複数の部門を横断するものもある。
情報システムの開発・導入においては、対象となる業務プロセスの正確な把握が前提となる。現状の流れを分析し、重複処理や手作業による非効率な部分を洗い出したうえで、新しいシステムに適した形へ見直すことが多い。業務プロセスを図式化する手法として「フローチャート」や「業務フロー図」などが知られており、関係者間で認識を共有するための資料として用いられる。
企業経営においては、業務プロセスの改善・最適化を継続的に行う取り組みが重視されている。作業時間の短縮、品質向上、コスト削減、内部統制の強化などを目的として業務の流れを見直し、自動化や標準化を進める。近年ではワークフローシステムやRPA(Robotic Process Automation)を活用した定型処理の自動化も広まっており、人工知能(AI)との組み合わせによって対象範囲はさらに拡大しつつある。
(2026.6.5更新)