読み方 : かんどぶんせき

感度分析【sensitivity analysis】

感度分析とは?

ある計算モデルや意思決定において、入力値(前提条件)を変化させたとき、結果がどの程度変わるかを調べる手法。「もし○○が変わったら、結果はどうなるか」を定量的に把握する。
感度分析のイメージ画像

ビジネスや工学、経済学など幅広い分野で活用されている。例えば、事業計画では「売上が10%減少した場合、利益はどう変わるか」「原材料費が上昇した場合の損益への影響はどの程度か」といった問いに答えるために用いられる。こうした分析を行うことで、計画の前提が崩れた際のリスクをあらかじめ把握できる。

感度分析の基本的な進め方は、まず注目する変数(売上高、コスト、金利など)を選び、その値を一定範囲で変動させながら、出力結果(収支、利益、評価額など)の変化を記録する。変数を一つずつ変化させる「一元的感度分析」が最も単純な手法だが、複数の変数を同時に変動させる「多元的感度分析」も行われる。

結果の提示には、変数の変化幅に対して出力がどう動くかを棒グラフで視覚化した「トルネードチャート」がよく使われる。このグラフでは影響度の大きい変数ほど長い棒で示されるため、どの前提条件が結果に最も強く作用するかを一目で確認できる。

財務モデルや投資評価においては、将来の不確実性を扱う「シナリオ分析」や、入力値の変動範囲を確率分布として扱い、乱数を用いて多数回の計算を行う「モンテカルロ法」と組み合わせて用いられることも多い。感度分析単体では変数間の相関や同時変動を十分に捉えきれないため、より精緻なリスク評価が求められる場面ではこれらの手法と併用する。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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