読み方 : ふくげんポイント

復元ポイント【restore point】recovery point

復元ポイントとは?

オペレーティングシステム(OS)やシステム設定の状態を保存し、問題発生時にその時点へ戻せるようにした記録のこと。主にソフトウェアの導入や更新の前後に作成され、設定やレジストリの変更を元に戻すために利用される。
復元ポイントのイメージ画像

復元ポイントは、OSの構成情報やシステムファイルレジストリなどの状態を特定の時点でまとめて記録する仕組みである。多くの場合、更新プログラムの適用やデバイスドライバの導入、アプリケーションのインストールといったシステムに影響を与える操作の前に自動生成される。

システムによっては、利用者が任意のタイミングで手動作成することもできるようになっている。保存されるのは主にシステム領域の情報であり、文書や画像などの個人が作成・管理するファイルは対象に含まれないため、復元を実行してもこれらのデータが削除されたり戻ったりすることはない。

システムの復元処理では、選択した復元ポイントの時点にシステム設定やレジストリが書き戻される。これにより、ドライバの不具合や設定変更による動作異常などが発生した場合でも、以前の安定した状態へ戻すことができる。復元操作はOS上から実行できるほか、起動障害時には回復環境から実行される場合もある。

複数の復元ポイントが保存されている場合は、日時や変更内容を基準に選択できるようになっていることが多い。保存にはディスク領域が使用され、容量が不足すると古い復元ポイントから順に削除される仕組みが用いられる。データ全体を丸ごと保全するバックアップとは異なり、システム構成の変更履歴を扱う軽量な回復手段として用いられる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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