読み方 : ていきはっちゅうほうしき
定期発注方式
概要
定期発注方式とは、在庫管理方式の一つで、あらかじめ定めた一定の時間間隔ごとに在庫量を確認し、不足分を補うように発注量を決定するもの。発注のタイミングを固定することで管理業務を定型化できる。

例えば、毎週や毎月など一定の周期で在庫を確認し、その時点の在庫量があらかじめ設定した目標在庫量に達するように発注数量を決定する。発注の時期は常に一定となるが、実際に発注する数量は在庫の消費状況や需要の変動によって毎回変化する。需要が多い期間には発注量が増え、消費が少ない場合には発注量が減るというように、在庫状況に応じて補充量を調整する。
複数の商品を同じタイミングでまとめて発注できるため、発注作業の効率化や輸送コストの削減につながる場合がある。発注時期が決まっているため、管理手順を標準化しやすく、事務処理を計画的に行える点も利点である。一方、発注の間隔が固定されているため、想定以上に需要が増えた場合には在庫不足が生じる可能性があり、その対策として安全在庫を設定することが多い。
在庫管理では、定期発注方式のほかに、在庫量が一定の水準を下回った時点で発注を行う「定量発注方式」もよく知られている。定量発注方式が在庫量を基準に発注時期を決めるのに対し、定期発注方式は時間間隔を基準に発注を行う点が異なる。それぞれ一長一短があるため、需要特性や運用体制に応じて使い分けられている。
関連用語
資格試験などの「定期発注方式」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【令6 問24】 式は定期発注方式で原料の発注量を求める計算式である。a~c に入れる字句の適切な組合せはどれか。発注量 = ([ a ]+調達期間) × 毎日の使用予定量 + [ b ] ー 現在の在庫量 ー [ c ] a b c ア 営業日数 安全在庫量 現在の発注残 イ 営業日数 現在の発注残 安全在庫量 ウ 発注間隔 安全在庫量 現在の発注残 エ 発注間隔 現在の発注残 安全在庫量 。
【平21秋 問7】 一定期間ごとに最適量を発注する方式を定期発注方式という。この定期発注方式で購買品を調達するに当たり、発注サイクルを10日、納入リードタイムを5日、1日の平均消費量を50個、安全在庫量を30個とした場合、今回の発注量は幾らか。
▼ 基本情報技術者試験
【令6修6 問57】 X社では,(1)~(4)に示す算定方式で在庫補充量を決定している。第n週の週末時点での在庫量をB[n],第n週の販売量をC[n]としたとき,第n週の週末に発注する在庫補充量の算出式はどれか。
【平28修6 問77】 X社では,(1)~(4)に示す算定方式で在庫補充量を決定している。第n週の週末時点での在庫量をB[n],第n週の販売量をC[n]としたとき,第n週の週末に発注する在庫補充量の算出式はどれか。
【平24修1 問73】 あるコンピュータセンタでは,定期発注方式によって納期3か月の用紙を毎月月初めに購入している。表の条件のとき,今月の発注量は何千枚か。