読み方 : きほんじょうほうぎじゅつしゃしけん
基本情報技術者試験【Fundamental Information Technology Engineer examination】
基本情報技術者試験とは?

試験は「科目A」と「科目B」の2部構成である。科目Aではコンピュータの基礎理論、データ構造、ネットワーク、データベース、情報セキュリティ、経営戦略、法務など幅広い分野の知識が問われる。科目Bでは疑似言語を用いたプログラムの読解を中心に、アルゴリズムの流れを追う論理的思考力と、セキュリティに関する応用力が試される。
試験形式はパソコンで出題・解答するCBT(Computer Based Testing)方式で、全国に設けられたテスト会場で通年受験できる。科目Aは四肢択一式60問・90分、科目Bは多肢選択式20問・100分の構成で、合計190分となる。合否は各科目600点以上(1000点満点)で判定され、両科目ともに基準を満たす必要がある。受験資格に制限はなく、年齢・学歴を問わず誰でも申し込める。
かつては年2回の一斉試験として実施されていたが、2023年の制度改定によりCBT方式の通年受験へと移行した。合格率はおおむね20〜30%台で推移しており、下位レベルのITパスポート試験と比べて難易度は高い。科目Bの対策には、変数、条件分岐、繰り返し処理といったプログラミングの基本概念を理解した上でコードの動作を実際に追う練習が求められる。
IT業界では新卒採用の目安や社内昇格の基準として参照される場合があり、エンジニアとしての基礎力を客観的に示す指標として広く活用されている。上位資格である「応用情報技術者試験」や各種スペシャリスト系試験(高度試験)へ進む前段階として受験されることも多く、一部の大学や専門学校でも情報処理分野の到達度を測る目的で利用されている。