読み方 : にゅうりょくデータ
入力データ【input data】
入力データとは?

キーボードからの文字入力、マウス操作、センサーが取得した計測値、ファイルから読み込んだ内容、ネットワーク経由で受信したデータなど、様々な形態がある。プログラムにとっては、関数やメソッドに渡す引数も入力データの一形態である。データベースや業務システムでは顧客情報や売上記録、機械学習では学習データや推論時に与える指示文などが入力データにあたる。
表計算ソフトでは利用者が入力した数値や計算式が入力データであり、計算結果が出力データとなる。画像認識システムでは画像ファイル、音声認識システムでは音声データが入力データに相当する。多くのシステムでは、不適切な入力データが与えられても対処できるよう、処理に先立って入力値の検証や形式の確認が行われる。
AIプロンプト中の入力データ
生成AIや大規模言語モデル(LLM)では、利用者が自然言語で書かれた「プロンプト」(prompt)と呼ばれる指示文を与える。プロンプトはAIへの指示の内容と、処理や分析の対象として与える入力データ、出力形式の指定から構成されることが多い。例えば、文章の要約を依頼する場合には要約対象の文章が、翻訳であれば原文が、プログラムの説明を求める場合にはソースコードが入力データにあたる。
プロンプト設計では、指示と入力データを明確に区別することが重視されている。入力データ部分を区切り記号やXMLタグで囲む手法が広く用いられており、AIが指示と処理対象を混同するリスクを減らし、意図した応答を得やすくなる。入力データが長い場合や複数ある場合には、それぞれにラベルを付けて構造化することも一般的である。