読み方 : こじんじょうほうほごいいんかい
個人情報保護委員会【PPC】Personal Information Protection Commission

設置以前は個人情報の監督機能が各省庁に分散しており、一元的な執行体制が整っていなかった。こうした状況を改善するため、内閣府の外局として独立性を持つ個人情報保護委員会が設けられた。特定の省庁の所管業務に左右されず、横断的に個人情報保護行政を担える体制を確保している。
主な役割は大きく三つに分けられる。第一に、個人情報取扱事業者への監督であり、法令違反が疑われる事業者に対する立入検査、指導、勧告、命令といった行政処分を行う権限を持つ。第二に、個人情報保護法のガイドラインや指針の策定・公表であり、事業者が法令を正しく解釈・遵守できるよう具体的な基準を示す。第三に、国際的な連携であり、海外の個人情報保護当局と協力関係を築き、個人データの越境移転に関する枠組みの整備にも関与している。
個人からの相談や苦情の受付窓口としての機能も持ち、事業者との間でトラブルが生じた際の相談先としても活動している。2022年の個人情報保護法改正により、不正事案への対応、漏洩報告の義務化、日本国内の個人の情報を取り扱う海外事業者への対応など、委員会の権限と監督機能が強化された。