ライフログ【lifelog】

概要

ライフログとは、人の行動や状態、生活に関する様々な情報をデジタルデータとして継続的に記録・蓄積する仕組み。また、その記録データを指すこともある。日常生活の履歴を情報として保存し、分析や活用に役立てる考え方である。
ライフログのイメージ画像

“lifelog” は “life”(生活・人生)と “log”(記録)を組み合わせた造語であり、人間の活動や経験をデジタルで記録・保存することを表している。記録される主な情報として、位置情報、移動履歴、運動量、睡眠時間、食事内容、購買履歴、Web閲覧履歴SNS閲覧・投稿履歴などが含まれる。

これらの情報は本人がスマートフォンなどを操作して意識的に入力・記録するものと、装置が自動的に収集するものに分けられる。近年では、フィットネストラッカーやスマートウォッチなどの普及により、歩数や心拍数、消費カロリーなどの身体活動データを日常的に記録する仕組みが広く利用されるようになり、以前より自動的に記録される情報の比重が高まっているとされる。

蓄積されたライフログは、個人の健康管理や生活改善のための分析に利用されるほか、商品やサービスを提供する事業者によって行動パターンの把握やサービスの最適化などにも活用されることがある。例えば、運動量や睡眠の傾向を分析して生活習慣の改善に役立てたり、移動履歴や購買履歴を基に個人に適した情報や広告を提供したりする用途がある。また、医療や健康の研究分野では、長期間の生活データを分析することで健康状態の変化や生活習慣との関係を調べる試みも行われている。

一方、ライフログは個人の生活や行動に関する詳細な情報を含むため、プライバシー保護やデータ管理の問題が重要な課題とされる。事業者側が保存や利用を行う仕組みを構築する場合、データの収集や利用には利用者の同意や適切な管理が求められ、情報セキュリティや個人情報保護の観点からも慎重な取り扱いが必要とされる。

資格試験などの「ライフログ」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令7 問32】 公共交通機関での移動履歴,Webサイトでの商品検索履歴,SNSやブログで発信したデータなど,個人の活動を記録する技術,又は記録そのものを表す用語として,最も適切なものはどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。