マッパー【mapper】
概要
データベースにおけるマッパー
データベース操作を行うプログラムでは、「O/Rマッパー」(ORM:Object/Relational Mapper)というソフトウェア部品が用いられる。プログラムで扱う「オブジェクト」と、データベースの「テーブル」は構造が異なるため、そのままではデータを保存できない。
マッパーはこの両者の仲立ちをし、プログラム上の操作をデータベースが理解できる言語へと自動的に変換し、データベース上のデータをプログラム上で簡単に扱えるデータ構造に変換する。開発者はオブジェクトとテーブルの複雑な相互変換を意識することなく、簡単なコードでデータを扱うことができる。
データ変換におけるマッパー
異なるシステム間でデータを変換する機能やソフトウェアをマッパーと呼ぶことがある。例えば、社内システムの顧客情報を外部のクラウドサービスに送る場合、項目の名前やデータの並び順が一致しないことがある。
マッパーは「Aシステムの『氏名』はBシステムの『Name』に対応する」といったルールを与えると、これに従ってデータを自動的に組み替える。大量のデータを一括で処理するETLツールなどの機能の一部などとして実装されている。
メモリ管理におけるマッパー
コンピュータのメモリ管理では「メモリマッパー」と呼ばれる仕組みが用いられることがある。コンピュータのCPUがアクセスできるメモリ領域には制限があるが、マッパーを用いることで、物理的なメモリの配置を論理的なアドレスへと対応付けることができる。限られたメモリ空間を効率的に切り替えて使用したり、仮想的なメモリ空間を構築したりすることが可能になる。
