ホワイトペーパー 【white paper】

概要

ホワイトペーパー(white paper)とは、白書、白紙という意味の英語表現。政府機関などが公式に発行する年次報告書などのことをこのように呼ぶ。

主に企業間取引B to B)におけるマーケティング手法で、メーカーなどが自社製品やその関連技術などの優位性を訴えるために発行する文書をホワイトペーパーということがある。

市場環境や技術動向の分析、導入事例やベストプラクティスの解説、他社製品との詳細な比較などをまとめたもので、広告やカタログとは異なり、あるテーマを設定して官公庁の報告書や雑誌の特集記事のような体裁で記述される。

ホワイトペーパーは自社Webサイトで公開したりメディアのタイアップ記事などの形で提供される。ダウンロードする際にメールアドレスなどを登録するよう求める場合があり、自社製品に関心を持つ可能性が高い潜在的な見込み顧客としてセールスの対象となる。

(2020.3.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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