ページプリンタ【page printer】ページプリンター
概要

印刷方式としては、感光体ドラムに光を照射して静電潜像を作り、トナーを付着させたうえで熱と圧力によって用紙に定着させる乾式電子写真方式が広く採用されている。この工程はコピー機の仕組みとほぼ共通しており、レーザープリンタやLEDプリンタなど、オフィス向けの製品の多くがこの方式を採る。
光源にレーザー光を用いるレーザープリンタでは、光走査を機械的な機構によって行う。一方、発光ダイオード(LED)を列状に並べた光源を用いるLEDプリンタでは、可動部が少なく光路も短いため、本体の小型化に向く構造となっている。いずれも感光体に像を形成する手段の違いであり、印刷そのものの仕組みは共通する。
ページ全体を一括して処理する方式であるため、一文字ずつ印字する「シリアルプリンタ」や一行ずつ印字する「ラインプリンタ」と比べて印刷速度が高く、文字や図表の位置ずれが起きにくい。この特性から、大量の文書を継続的に印刷する企業や官公庁の業務用途、ネットワークプリンタとしての利用に適しており、イメージスキャナなどと組み合わせた複合機(MFP)の一部として組み込まれる例も多い。
反面、感光体や光学系、定着装置など多くの部品を必要とすることから、構造が複雑になりやすく、本体サイズや価格の面でインクジェットプリンタなどに劣る場合がある。もっとも、製造コストの低下や部品の小型化に伴い、近年では小規模オフィスや個人事業主向けのコンパクトな機種も流通するようになっている。カラー印刷の高速化や自動両面印刷機能の標準搭載、ネットワーク経由での一括管理といった機能面の拡充も進んでいる。
(2026.9.5更新)