ファンクションジェネレータ【function generator】
概要

出力できる波形の種類、周波数、振幅、直流オフセットなどを細かく設定できる。のこぎり波やノイズ波を出力できる機種も多い。近年では基本波形に加え、利用者が独自に定義した任意波形を出力できる製品も一般的になっている。
使い方はシンプルで、波形・周波数・振幅を設定するだけで信号を出力できる。出力した信号を検査対象の回路や機器に入力し、その応答や動作をオシロスコープなどで観測する。例えば、アンプの増幅性能を確認するには正弦波を、デジタル回路のクロックには方形波を用いるといった具合に、目的に応じて波形を使い分ける。センサーや実際の信号源がまだ用意できない開発段階でも、代替の入力信号として活用できる。
主な用途として、電子・電気回路の動作確認、フィルタや増幅器の周波数特性の測定、センサー出力の模擬、制御装置の試験、教育機関での実験などがある。電子・電気回路だけでなく、機械、音響機器、医療、生体計測などの分野でも利用される。
現在の製品の多くはデジタル方式を採用しており、高い周波数精度と安定した波形出力を実現している。外部トリガ信号に同期して発振したり、周波数や振幅を時間に応じて変化させるスイープ出力や、指定した回数だけ波形を発生するバースト出力に対応した機種も多い。パソコンで作成した任意波形を転送して再生する機能を持つ製品も普及しており、実環境で生じる不規則な電源変動や生体信号なども擬似的に再現できる。
(2026.7.16更新)