ビデオゲーム【video game】コンピュータゲーム

別名  :computer game/電子ゲーム/electronic game/デジタルゲーム/digital game

概要

ビデオゲームとは、コンピュータの電子的な処理によって映像を画面に表示し、利用者が入力機器を操作することで内容が変化する娯楽。操作に応じて映像や音声がリアルタイムに変化する双方向性のある娯楽で、家庭用ゲーム機やアーケードゲーム機、パソコン、スマートフォンなど様々な機器で利用できる。

利用者(プレイヤー)はコントローラやキーボードマウスタッチパネルなどの入力装置を用いて画面上のキャラクターやメニューなどを操作する。近年ではモーションセンサーやカメラ、VRヘッドセットなどを用いた操作方式も普及している。入力内容はプログラムによって処理され、その結果が映像や音声として即座に反映される。この双方向性が、映画やテレビ番組など決められた内容を視聴する映像作品との違いとなっている。

種類

ビデオゲームは内容を記録したゲームソフトと、ソフトを再生する機器で構成される。ビデオゲーム専用の機器は「ゲーム機」と呼ばれ、テレビやディスプレイ装置に接続する据え置き型、画面と操作部が一体化した携帯型、ゲームセンターなどに設置される業務用のアーケード機がある。一般消費者向けの製品は「テレビゲーム機」「家庭用ゲーム機」とも総称される。また、汎用的なパソコンで動作するゲーム(PCゲーム)や、スマートフォンタブレット端末で動作するモバイルゲーム(ゲームアプリ/ゲームサービス)などもある。

ゲームの内容はテーマやルール、目的、遊び方によって様々なジャンルに分かれている。代表的な分類として、アクションゲーム、ロールプレイングゲーム、シミュレーションゲーム、スポーツゲーム、レースゲーム、パズルゲームなどがよく知られる。一人で遊ぶ作品のほか、同じ場所で複数人が遊ぶものや、インターネットを通じて世界中の利用者と対戦や協力を行うオンラインゲーム(ネットゲーム)も普及しており、追加コンテンツを配信する仕組み(DLC)を備えた作品も一般的になっている。

歴史

起源は20世紀半ば、大学や研究機関の大型コンピュータを用いた実験的な試みに遡るとされる。1970年代には専用の集積回路を用いた家庭用ゲーム機やアーケードゲーム機が商品化され、一般消費者向けの市場が形成された。当初は単純な線や点による表示であったが、半導体技術の発展により立体的な3次元グラフィックス(3DCG)の表現や複雑な物理演算人工知能を利用した制御などが実現されている。ネットワーク技術の発達によって遠隔地の利用者同士の対戦や共同プレイ、クラウド経由でゲームを実行するサービスも提供されるようになった。現在では教育や医療、企業研修など様々な分野への応用も進んでいる。プレイヤーが競技として腕を競う催しも開催されており、「eスポーツ」と呼ばれる。

呼称の問題

「ビデオゲーム」(video game)という呼称はテレビやディスプレイ装置に内容を映像として表示するものを指し、映像以外の出力方法を含む、より一般的な名称としては「コンピュータゲーム」(computer game)あるいは「電子ゲーム」(electronic game)がある。近年では学術的な文脈などで「デジタルゲーム」(digital game)という呼称も見られる。しかし、これらの呼称は日本ではほとんど普及せず、1980年代に社会に定着した際には「テレビゲーム」と呼ばれるようになり、現代では単に「ゲーム」と呼ばれることがほとんどである。

「ゲーム」という語は本来、カードゲームやボードゲームなども含む広い概念であり、ビデオゲームあるいはコンピュータゲームに限定してゲームと呼ぶのは不正確だが、「ゲームと言えばビデオゲーム」という状況が社会に定着してしまっているため、カードゲームのようなコンピュータを使わない遊戯を総称して「非電源ゲーム」「アナログゲーム」といったように総称する場合もある。

(2026.7.2更新)
 

ビデオゲームの用語一覧

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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