ビジネスイーサワイド【BEW】Business Ether Wide
ビジネスイーサワイドとは?

広域イーサネットとは、離れた拠点間をあたかも同一の構内ネットワーク(LAN)であるかのように接続する技術である。インターネットのようなオープンな回線網とは異なり、通信事業者内部の閉域網を使って顧客ごとに専用のネットワークを構築するため、遅延が少なく高い安全性と通信品質を提供することができる。
サービスは「帯域確保型」と「バーストプラン」(一部帯域確保型)から選択できる。帯域確保型は契約した帯域を常時確保する方式であり、バーストプランは基本帯域を確保しつつ、一時的にトラフィックが増大した際にあらかじめ指定した上限まで利用できる方式である。 柔軟な帯域設計により、拠点規模や通信量が異なる企業でも適した構成を選べる。
中継区間は二重構成となっており、通信障害の発生時にも自動で迂回路に切り替わる仕組みとなっている。アクセス回線の二重化オプション「デュアルアクセス」も用意されており、本社やデータセンターのように信頼性を特に重視する拠点での利用にも適している。故障回復時間、遅延時間、稼働率の3項目について月間99.99%を維持するSLA(サービス品質保証)が設定されており、基準を満たせなかった場合には料金の一部が返還される。
オプション機能も充実している。音声とデータを同一回線で扱う際に音声を優先的に転送できるQoS機能(優先制御)は優先度を4段階に設定できる。 回線ごとのトラフィック変動状況やSLA実績値をWebで確認できる「トラヒックレポート」機能も提供されており、日・週・月・年単位のグラフ表示やPDF、CSV形式での出力に対応している。
ビジネスイーサワイドは2008年3月に一部地域でサービス開始され、その後全国に展開されたが、2024年10月で新規申込受付は終了しており、新たに契約することはできない。NTT東日本・NTT西日本は後継サービスとして、最大100Gbpsに対応し全国一律料金で提供する統合型VPNサービス「Interconnected WAN」の提供を進めており、そちらへの移行が案内されている。