パフォーマンスモニター【Performance Monitor】perfmon

概要

パフォーマンスモニターとはWindowsに標準で組み込まれた管理ツールで、CPUメモリストレージネットワークといったシステムリソースの使用状況をリアルタイムに監視・記録するもの。性能の分析やトラブルシューティングに用いられる。
パフォーマンスモニターのイメージ画像

監視の対象となるのは「パフォーマンスカウンター」と呼ばれる計測項目である。オペレーティングシステム(OS)や各種サービスが公開する数百種類の指標から監視したい項目を任意に選択して登録でき、選択した項目の値は折れ線グラフや数値として画面上に表示される。

CPU使用率メモリの空き容量、ディスクの読み書き速度、ネットワークの通信量など、様々な指標を監視することができる。システム全体の状態だけでなく、個々のプロセスやデバイス単位での詳細な状況も把握できる。

データをリアルタイムに確認するだけでなく、一定間隔で自動収集してログファイルに蓄積する機能も備える。これには「データコレクターセット」を使用し、どのカウンターをいつどこに保存するかをまとめて定義する。収集したデータはグラフやレポートとして参照できるほか、CSVなどの形式でエクスポートしてExcelなど外部ツールで分析することも可能である。また、特定の数値が設定した閾値を超えた際に管理者へ警告を通知したり、指定したプログラムを自動実行させたりするトリガー機能も用意されている。

Windowsには「タスクマネージャー」や「リソースモニター」も用意されているが、パフォーマンスモニターはより細かな指標を長期間に渡って記録・分析できる。タスクマネージャーが現在の状態を手軽に確認するためのツールであるのに対し、パフォーマンスモニターは動作が重い、遅いといった問題の原因を掘り下げる際や、利用者が操作していない時間帯に発生する性能低下の調査、ハードウェアの増設・交換が必要かどうかを判断するためのデータ収集といった用途で主に使われる。

Windowsコマンドプロンプトから「perfmon」コマンドを実行するか、管理ツールのメニューから起動でき、同じネットワークの別のコンピュータに接続して遠隔で監視することも可能である。Windows NT系列の初期の製品から継続して提供されており、Windows 11やWindows Server 2025を含む現在の最新バージョンでも利用できる。

(2026.7.16更新)
 
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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