バナー【banner】

概要

バナーとは、旗、横断幕などの意味を持つ英単語。IT分野では、帯状の画像や表示領域、帯状に表示される一連の文字列などを横断幕になぞらえてバナーと呼ぶことが多い。

Webページのバナー

Web分野では、Webページ内に設けられた帯状の領域をバナーと呼ぶことが多い。画像やアニメーション、テキストを組み合わせて構成される視覚的な表示要素であり、キャンペーンのお知らせのように利用者の注意を換気したい内容や、特定のページやサイトへのリンクなどが表示される。

バナー広告

Webページ上のバナーを広告としたものを「バナー広告」という。ページの上部などに掲載される帯状の広告で、利用者がクリックあるいはタップするとリンクを通じて広告主のサイトへ遷移する。1990年代末にインターネットが普及し始めた当初から存在する最も一般的な広告形式の一つで、現在でも多くのWebサイトに掲載枠が用意されている。

アプリケーションのバナー領域

システムやアプリケーションの文脈では、画面上部に表示される通知領域をバナーと呼ぶ場合がある。例えば、スマートフォンの通知表示や、Webアプリケーションにおけるエラーメッセージ表示などが該当する。SNSのプロフィールページ上部に表示されるカバー画像をバナーと呼ぶこともある。

セキュリティにおけるバナー

セキュリティの分野では、サーバ上で動作するソフトウェアが外部からアクセスされた際に最初に応答するメッセージをバナーということがある。ソフトウェアの名称やバージョンなどの案内が含まれる文字列で、コマンドラインツールで表示したときに帯状の領域に表示されることからこのように呼ばれる。

攻撃者は標的サーバのバナー情報を取得してOSやソフトウェアの種類、バージョンなどを調べ、攻撃手段の検討に用いることがあり、この手法を「バナーチェック」あるいは「バナーグラビング」という。脆弱性が含まれる古いバージョンのソフトウェアを使っていることが相手に露見するなど、攻撃者に隙を見せることに繋がることから、本来の用途にどうしても必要でないならバナーを無効化したり秘匿すべきとされる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。