ネットワークアーキテクチャ【network architecture】

概要

ネットワークアーキテクチャとは、コンピュータネットワークを構成する機器や通信プロトコル、機器間の接続形態や相互関係、役割分担などを定義した基本的な設計思想や構造のこと。

ネットワークの基本的な構造や設計を意味する用語で、大きく分けて、機器の構成や役割、接続形態などの物理的な構成と、通信方式やプロトコル階層など、物理的な回線上で流れるデータを制御する論理的な構成に分かれる。

物理構成

ネットワークルータネットワークなどの通信機器、パソコンサーバスマートフォンなどのコンピュータで構成される。通信媒体にケーブルを用いる有線ネットワークと、電波など電磁波を用いる無線ネットワークに分かれる。

有線の接続形態はネットワークトポロジーと呼ばれ、スター型リング型などの種類がある。無線の接続形態には基地局や親機を中心とするスター型や、バケツリレー式に端末間を転送するマルチホップ型などがある。機器の役割分担を表す概念には、機能や情報を利用するクライアントと提供するサーバに分けるクライアントサーバ型、対等な機器同士が相互接続するピアツーピア型などの種類がある。

論理構成

論理的な構成には、物理的な回線上でデータ伝送を制御する通信方式と、特定の用途・種類の通信について詳細なデータ形式や手順を規定するプロトコルがある。各方式は役割に応じて階層構造で整理され、ハードウェアや物理制御に近い側を下位層、アプリケーションや人間に近い側を上位層とする。プロトコル階層の標準として、7階層に分割するOSI参照モデルと、4階層に分割するTCP/IP階層モデルがよく知られる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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