ネットリテラシー【Internet literacy】インターネットリテラシー

ネットリテラシーとは?

インターネットを安全かつ適切に活用するための知識や技能、判断力、行動力などの総体。操作技術の習熟にとどまらず、情報の真偽を見極める力、個人情報を守る姿勢、他者への配慮あるコミュニケーションまでを含む概念である。
ネットリテラシーのイメージ画像

インターネット上には正確な情報と誤情報が混在しており、検索結果の上位に表示されているからといって内容が正しいとは限らない。個人の主観による偏った意見や、悪意をもって作られた虚偽の情報、宣伝目的の誇大な表現も流通している。情報源や更新日時を確認し、複数の情報を比較しながら批判的に読み解く姿勢が求められる。

個人情報やプライバシーの管理も重要な能力である。氏名や住所、位置情報などを不用意に公開すると、迷惑行為や犯罪被害につながる場合がある。SNSでは写真や投稿内容から生活環境や行動範囲が推測されることもあり、公開範囲の設定には注意が必要である。パスワードの使い回しを避け、不審なリンクを開かないといった基本的な習慣も、自己防衛として欠かせない。

対人コミュニケーションにおける倫理観も問われる。インターネット上では相手の表情や声色が伝わりにくく、軽い冗談が誤解や対立を招くことがある。誹謗中傷や差別的発言、無断転載は法的責任を問われる場合もあり、匿名での投稿であっても通信記録から発信者が特定されうる。現実社会と同様、場合によってはそれ以上に節度ある行動が求められる。

技術やサービスの変化に伴い、新たな脅威や課題は継続的に生まれる。学校教育や企業研修などで繰り返しネットリテラシー教育が行われるのも、利用者自身が状況の変化に応じて判断できる力を養うためである。ネットリテラシーは一度教われば、あるいは習得すれば完結するものではなく、変化し続けるインターネット環境に合わせて学び続ける姿勢までも含んだ概念であると言える。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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