ドキュメントフォルダ【Documents folder】
ドキュメントフォルダとは?

コンピュータでは作成したファイルをどこに保存するかを利用者が自由に決められるが、使い始めの段階から整理のルールを自分で設ける人は多くない。ドキュメントフォルダはそうした状況を想定して用意された場所で、文書編集ソフトや表計算ソフトなど多くのアプリケーションソフトがデフォルトの保存先としてここを参照する。
「名前を付けて保存」を開くと自動的にこのフォルダが表示されるため、利用者が保存先を意識しなくてもファイルが一か所にまとまりやすい。Windowsでは「C:¥Users¥ユーザー名¥Documents」に配置されており、Windowsエクスプローラーの左側のナビゲーションペインからワンクリックでアクセスできる。macOSでは「/Users/ユーザー名/Documents」にあり、Finderのサイドバーや移動メニューから素早く開ける。
保存されるのはWordファイルやExcelファイル、PDFファイル、テキストファイルなど文書ファイルが中心で、画像や音声、動画といったメディアファイルは別フォルダで管理されることが多い。ドキュメントフォルダ内に利用者が自分でサブフォルダを作ることができ、「仕事」「学校」「私用」など目的ごとに分類できる。ファイルが増えても目的のものを探しやすくなる。
利用者が作成したファイルの保存先を用意することで、システムファイル群と分離して管理できる利点もある。OSの動作に必要なプログラムや設定ファイルとは明確に区別されているため、利用者が自由に内容を操作してもシステムの動作に影響しない。誤操作によるシステム破壊のリスクを下げつつ、利用者のファイルを安全に管理できる構造となっている。
OneDriveやiCloudなどのクラウドストレージとの同期機能により、別の端末から同じファイルを開いたり、故障時にデータを復元したりすることも可能である。WindowsのバックアップやmacOSのTime Machineもデフォルトではこのフォルダを対象に含めて設定されており、機能をオンにするだけで保護を受けることができる。