トランスフォーム 【transform】

概要

トランスフォーム(transform)とは、変換する、変換する、転換する、などの意味を持つ英単語。IT分野では、画面表示の一部や映像を変化、変形させる特殊効果などを指すことが多い。

「~を変形する」という他動詞としても、「~が変形する」という自動詞としても用いる。名詞形は “transformation” (トランスフォーメーション)だが、数学などの分野では “transform” 自体を名詞として用いることがある。

「変換する」「変形する」などの訳語を充てることが多いが、IT分野で「トランスフォーム」を外来語として用いる場合は、画面の操作要素を一定の時間をかけて変形・変化させたり、映像を図形的に変形(移動、拡大、縮小、回転、歪曲など)させる効果のことを指すことが多い。

CSSのtransformプロパティ

Webページの見栄えを記述するCSSCascading Style Sheet)では、要素を変形するtransformプロパティが用意されている。指定された要素の拡大・縮小(scale)、回転(rotate)、移動(translate)、傾斜(skew)を指定できる。

傾斜以外は、横方向(X軸)、縦方向(Y軸)に加え画面の手前・奥方向(Z軸)に沿った変形を指定することができ、立体的な変形をうことができる。transitionプロパティで開始から完了までにかける時間を指定することで、変形の過程をアニメーションとして表示することもできる。

(2023.10.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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