デジタルアタッチ版【DA版】
デジタルアタッチ版とは?

従来のOfficeの販売方式では、箱入りパッケージに同封された25桁のプロダクトキーを手動入力してライセンスを有効化する方式が一般的だった。デジタルアタッチ版ではこの作業が不要で、ライセンス情報はパソコンの製造工程においてハードウェアまたはMicrosoftアカウントに直接紐づけられる。利用者は初回セットアップ時にMicrosoftアカウントでサインインするだけで、自動的にOfficeの利用権が有効化される。
収録されるアプリケーションは製品によって異なるが、Microsoft Word、Excel、PowerPointを含む構成が多く、用途に応じてHomeエディションやBusinessエディションなど複数のグレードが存在する。ライセンスは原則として購入したパソコン一台に限定されており、他の端末への移行や第三者への譲渡は基本的に認められていない。パソコンを買い替えた際も、ライセンスを新しい端末に引き継ぐことはできない。
パソコンを初期化したりOfficeを再インストールしたりする場合は、紐づけたアカウントで再びサインインすることでライセンスが自動照合され、再利用できる。ただし、認証にはインターネット接続が必須であるため、オフライン環境での初期利用には対応していない。一度登録したアカウントを変更できないケースもあるため、設定時には注意が必要である。
価格面では、Officeを単体で別途購入するよりも割安になることが多く、パソコンと同時にOffice環境を整えたい利用者に選ばれやすい形態である。一方、サブスクリプション型の「Microsoft 365」が常に最新バージョンを利用できるのに対し、デジタルアタッチ版は購入時点のバージョンに固定される。メジャーアップデートには別途費用が発生する場合があるため、長期的な利用を見据えた選択が求められる。