テレメトリ【telemetry】テレメトリング/telemetering
概要

機器が把握している現在の状態や、センサーを通じて得た外界の情報などを、通信回線を通じて管理者のいる施設(のコンピュータシステム)に送信することで、検査員などが現場を回らなくても状況の変化を即時に集約して把握することができる。システムによっては観測した情報に基づいて遠隔制御(リモートコントロール)まで行う仕組みを備えている場合もある。
情報の送受信には電話回線や光ファイバー回線など有線の固定回線のほか、近年では移動体データ通信や無線LAN(Wi-Fi)、衛星回線など無線回線も利用されるようになり、運行中のバスの現在地をリアルタイムに把握するなど、動き回る対象にも応用されるようになっている。
多数のセンサー機器で無線ネットワークを形成し、互いに協調して制御や通信を行う仕組みは「センサネットワーク」(WSN:Wireless Sensor Network)とも呼ばれる。また、テレメトリやセンサネットワークのように機器同士が通信し合って相互に情報を伝達したり自律的な制御を行うシステムは「M2M」(Machine to Machine)と総称される。
また、ITシステム運用の分野では、システムを構成する端末やサーバ、ネットワーク機器などが残す記録(ログ)などをネットワークを通じて集約することをテレメトリと呼ぶことがある。一か所の管理システムから各機器の状態を遠隔監視してシステム障害に備えたり、セキュリティ上の問題に繋がる事象(インシデント)をいち早く検知するために行われる。