テストデータ【test data】

概要

テストデータとは、ソフトウェアやシステムの動作を検証するために用意される入力データプログラムが仕様通りに機能するかどうかを確認するテスト工程で使用される。
テストデータのイメージ画像

ソフトウェアテストでは、プログラムに何らかの入力を与え、その出力や動作が期待通りであるかを確認する。このときに使用する入力データがテストデータである。単なるサンプルデータではなく、どのような条件や境界値を網羅するかを意識して設計される。

例えば、ユーザー登録フォームのテストであれば、正常な入力値だけでなく、空文字、最大文字数超過、特殊文字­入り、重複登録など、様々な条件を想定したデータを用意することで、多様な状況での動作を確認できる。

テストデータにはシステムの種類やテストの目的によって様々な種類があるが、よく用いられる三つの類型がある。一つ目は、期待通りの処理が行われることを確認する「正常系データ」である。二つ目は、エラー処理や例外処理が正しく機能するかを確認する「異常系データ」で、不正な形式、範囲外の値、必須項目の欠落などが含まれる。三つ目は、処理の限界や性能を測る「境界値データ」で、最小値や最大値、その前後の値などを意図的に含める。

テストデータの作成方法は、テスト担当者が手動で作成する方法のほか、ツールを用いて自動生成する方法、本番環境データを加工、匿名化して流用する方法などがある。本番データを使用する場合は個人情報や機密情報が含まれることがあるため、マスキングデータの一部を伏せる処理)やシャッフルなどの処理を施してから使用することが多い。

資格試験などの「テストデータ」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平22修12 問49】 テストデータを準備する方針として,適切な記述はどれか。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。