テイクダウン【takedown】
テイクダウンとは?
インターネット上で公開されているコンテンツやサービスを、外部からの要請や法的手続きによって削除・停止させる措置のこと。個々のサイト管理者が自発的に行う措置とは異なり、法執行機関や権利者、被害者などから法律や規約に基づく申請により対象を強制的に無効化する。
サイバーセキュリティにおけるテイクダウン
サイバーセキュリティの文脈では、フィッシングサイトやマルウェア配布サイト、ボットネットの指令サーバ(C2サーバ)など、不正な目的で運用されているサーバなどを機能停止させる措置を指す。セキュリティ企業や法執行機関、インターネットサービス事業者などが連携し、ドメインの無効化、サーバの差し押さえ、IPアドレスのブロックなどの手段により実施する。
例えば、金融機関を装ったフィッシングサイトが発見された場合、関係組織はホスティング事業者へ削除要請を行い、公開停止によってそれ以上の被害拡大を防ぐ。ただし、攻撃者が別のサーバへ移転したり新たなドメインを取得したりすることも多く、継続的な監視が必要となる。対象が複数国のインフラを使っている場合は国際的な調整が必要になる。
DMCAテイクダウン
著作権保護の文脈では、権利者が侵害コンテンツの削除をプラットフォームやホスティング事業者に求める手続きを指す。米国の著作権法に基づく申請が広く知られており「DMCAテイクダウン」と呼ばれる。同法はプラットフォームが侵害コンテンツを速やかに削除した場合に法的責任を免除される「セーフハーバー」規定を設けており、これがプラットフォーム側の対応を促す根拠となっている。
画像や動画、音楽、ソフトウェアなどが無断で公開されている場合に申請でき、対象コンテンツは一時的に非公開とされた上で投稿者へ通知される。虚偽申請を防ぐため投稿者は異議申し立て(カウンターノーティス)を行うことができ、申請者が一定期間内に法的措置を起こさなければコンテンツは復元される。
