セントラルオフィス【CO】Central Office

概要

セントラルオフィスとは、通信事業者が設置・運用する通信設備の中枢拠点であり、加入者回線を収容し、交換や中継を行う施設。電話網やデータ通信網で末端の回線と広域回線網を接続する拠点で、「電話局」「交換局」「収容局」などの総称である。
セントラルオフィスのイメージ画像

加入者宅や契約先法人から引き込まれた銅回線や光ファイバー回線などの加入者回線ラストワンマイル回線)を収容し、他の加入者や上位ネットワークへ接続する。従来の固定電話網では加入者交換機が設置され、発信者と着信者の回線を物理的または論理的に接続する交換処理を行ってきた。インターネット接続サービスにおいても、DSLAMや光アクセス装置(OLT)などが設置され、ブロードバンド回線を集約して基幹網へ接続している。

セントラルオフィスは通常、一定の地理的範囲ごとに配置され、周辺地域の回線をまとめて収容する。電話番号の市外局番や市内局番の割り当ては、どのセントラルオフィスに収容されているかと関係する場合がある。施設内には交換機や伝送装置のほか、電源設備、空調設備などが備えられている。災害や停電に備えて非常用発電機や蓄電池、冗長構成バックアップ電源が確保され、24時間365日の連続運用が前提とされている。

日本では2000年代のインターネット回線普及に伴う規制緩和により、NTT回線と他社ネットワークの相互接続拠点としても機能している。近年では、音声通信のIP化や光ファイバー網の普及に伴い、設備の高度化や統合が進んでおり、大規模拠点にサーバを設置してデータセンター化するといった試みも見られる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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