スプリントバックログ【sprint backlog】
概要
スプリントバックログとは、アジャイル開発の一手法であるスクラムにおいて、特定のスプリント期間内にチームが達成すべき目標と、それを実現するために必要なタスクをまとめた計画のこと。プロダクトバックログから選ばれた項目と、具体的な作業手順で構成される。

スクラムでは1~4週間程度の「スプリント」(sprint)と呼ばれるプロセスを繰り返すことでソフトウェア開発を進める。スプリントバックログは各回のスプリントで実現すべき要求をまとめた文書で、スプリントに先立って開催される「スプリントプランニング」(sprint planning)と呼ばれる会議で策定される。
まず、製品全体の要望リストであるプロダクトバックログの中から、次のスプリントで実現する項目が優先順位に従って選択される。次に、それらの項目を完了させるために必要な具体的な作業を、数時間から一日程度で終わる小さなタスクへと分解し、スプリントバックログに展開する。これにより、チームはスプリント期間中に何をすべきかが明確になり、迷いなく開発に集中できる環境が整う。
スプリントバックログはスプリント期間中に常に更新され続ける。チームは毎日の進捗を確認する「デイリースクラム」(daily scrum)を通じて、残っている作業量や発生した課題を反映させ、計画を最適化していく。ただし、スプリントの目標そのものは原則として維持され、変更はチーム内で合意された範囲で実施される。