読み方 : シーケンスせいぎょ
シーケンス制御【sequential control】
概要
シーケンス制御とは、機械や装置の動作をあらかじめ定めた順序や条件に従って段階的に進めていく制御方式。工場の生産設備や家電製品など、身近な自動化機器に広く採用されている基本的な制御技術である。

シーケンス制御では、装置の動作を一連の手順として定義し、その順序に従って機器を作動させる。例えば、洗濯機の動作は「給水→洗い→排水→すすぎ→脱水」という各工程が定められた順序で実行され、前の工程が完了するまで次の工程には進まない。この順序を守ることが洗濯という目的を達成するための前提条件となっている。多くの場合、センサーによる状態検知やスイッチの入力などを条件として次の動作に進む仕組みが組み込まれている。
この制御方式は電子回路やコンピュータプログラムによって実現される。古くはリレー回路を組み合わせて制御していたが、現在では「PLC」(プログラマブルロジックコントローラ)と呼ばれるICチップを利用する方法が一般的である。PLCでは「ラダー図」(ラダー言語)などの電気回路図に似た専用言語を用いて制御手順をプログラムとして記述する。
シーケンス制御とよく対比されるのが「フィードバック制御」(PID制御)である。フィードバック制御はセンサーで取得した現在値と目標値の差を常に監視しながら、その場で柔軟に出力を調整する方式であり、温度や速度のような連続的な量を精密に制御する場面で用いられる。両者は目的や用途に応じて使い分けられ、組み合わせて用いられることも多い。
関連用語
資格試験などの「シーケンス制御」の出題履歴
▼ 基本情報技術者試験
【平21秋 問4】 産業機器の機器制御に使われるシーケンス制御の説明として,適切なものはどれか。