読み方 : サーバーおよびクラウドかにゅうけいやく
サーバーおよびクラウド加入契約【SCE】Server and Cloud Enrollment
概要
サーバーおよびクラウド加入契約とは、米マイクロソフト(Microsoft)社の法人向け契約形態の一つで、同社のEnterprise Agreement(EA)契約に追加して提供される、特定の製品群をまとめて導入して標準化するプラン。導入製品のライセンス費用の割引などの特典を受けることができる。

企業などの法人に提供される契約プランで、所有するサーバ環境で利用する同社製品を指定のもので標準化(統一)することが条件となる。製品分野ごとに4つの「コンポーネント」が定義されており、契約者はいずれか1つ以上の分野を選択し、その分野に属する製品を組織全体で一貫して導入することを約束する。
4分野は「コアインフラストラクチャ」(Windows ServerとSystem Center)、「アプリケーションプラットフォーム」(SQL ServerとBizTalk Server)、「開発者プラットフォーム」(Visual Studio)、「Microsoft Azure」(Azureの全クラウドサービス)である。Azure以外の3分野を選ぶと、同等のAzureサービスを割引価格で利用できる。
契約を結ぶと、製品ライセンスとソフトウェアアシュアランス(SA:最新バージョンへの自動アップグレード契約)の両方を購入する場合で15%、SAのみの契約で5%の割引を受けることができる。単なる一括購入の割引制度に留まらず、オンプレミスのシステムからAzure上の同等のサービスへの柔軟な移行オプションといった特典を受けられる。
一方、この契約を締結するためには、最低導入数や組織全体での標準化といった一定の要件を満たす必要がある。要件はコンポーネントによって異なるが、「コアインフラストラクチャ」の場合でWindows Serverを400コアライセンス(サーバのCPUコア数換算で400基相当)以上が必要であるなど、かなり規模の大きな組織を対象としたプログラムである。