読み方 : サポートさぎ
サポート詐欺【technical support scam】
概要

典型的な手口は次のようなものである。被害者がWebサイトを閲覧中に突然、全画面表示の警告ページが現れ、「ウイルスに感染しています」「Windowsがブロックされました」などのメッセージとともに警告音が鳴り続ける。
画面には米マイクロソフト(Microsoft)社や米アップル(Apple)社などの実在する企業のロゴが表示され、あたかも本物のシステム警告であるかのように装う。表示された電話番号に電話をかけると、サポートを装ったオペレータが遠隔操作ソフトの導入を誘導し、パソコンを操作しながら問題を解決するという名目で数万円から数十万円の料金を要求する。支払いにはギフトカードや電子マネーが指定されることが多い。
警告画面が出ても実際にはウイルス感染などは起きておらず、警告音やポップアップはJavaScriptなどの技術で「それらしく」生成された偽物である。Webブラウザのタブを閉じるか、タスクマネージャなどでブラウザを強制終了すれば、画面を消せる。通常の操作法が無効化されてしまった場合は本体スイッチでオペレーティングシステム(OS)を再起動してしまってもよい。
日本では2023年以降、消費者庁や警察庁がサポート詐欺の被害増加に関する注意喚起を繰り返し発表している。被害者は比較的高齢者に多いとされるが、幅広い年代にわたる。遠隔操作を許可してしまった場合はパスワードや個人情報が搾取されるリスクもあるため、接続を許可した後は速やかに金融機関やセキュリティ専門機関に相談することが推奨されている。