サインアップ【sign-up】

概要

サインアップとは、ネットサービスやモバイルアプリなどを利用する際に、運営元に会員登録を行うこと。ユーザーアカウントを新規に作成し、会員向けサービスを利用したり、有料サービスを購入することができるようになる。
サインアップのイメージ画像

インターネット上の多くのサービスでは、個々の利用者を識別し、設定や利用履歴を管理するため、金融機関における口座に相当する「アカウント」制度を採用している。サインアップは、その最初の段階として、氏名やメールアドレスパスワードなどの基本情報を入力し、利用規約やプライバシーポリシーに同意したうえで登録を完了させる手続きである。登録後は確認メールの送信や認証コードの入力などを通じて本人確認を行う場合が多い。

サインアップ済みのサービスに、資格情報を入力して自らアカウントで利用できるようにする手続きを「サインイン」(sign-in)と呼ぶことがある。「ログイン」「ログオン」などとほぼ同義で、ユーザー名とパスワードなどを入力し、あるいは生体認証など他の方式により本人確認を行う。サインインすると自らに与えられた権限に基づいてサービスが利用できるようになる。

一般的なネットサービスは利用者による情報入力のみでサインアップできるが、オンライン証券やネットバンキングなど金融サービスの場合は、悪用を防ぐために監督官庁によって厳格な本人確認プロセスが定められている。これを「eKYC」(electronic Know Your Customer)と呼び、運転免許証やパスポート、近年ではマイナンバーカードなどと、その場で撮影した顔画像などを組み合わせて確認を行う。

なお、かつては書類の郵送などインターネットを経由しない会員登録や利用申し込み手続きと区別する意味合いで、ネット上で登録を行うことを「オンラインサインアップ」(online sign-up)と呼んでいた。現在ではオフラインの手続きは特殊な事例を除いてほぼ行われなくなっており、単に「サインアップ」という語がオンラインでの申し込み手続きを表している。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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