ゲートキーパー【gatekeeper】

ゲートキーパーとは?

門番、交通監視員などの意味を持つ英単語。分野によって具体的な意味は異なるが、外部との接点や、内外の出入りを司る役割や役職、機器、システムなどを比喩的に表す用法が多い。

VoIPのゲートキーパー

IP電話やテレビ電話の分野では、H.323標準で用いられる通信網の制御装置・制御サーバのことをゲートキーパーという。IPアドレスと電話番号の対応を記憶・管理して相手先への接続を仲介したり、帯域幅QoSの制御、課金・転送・保留などの付加機能の提供などを行う。

macOSのGatekeeper

米アップル(Apple)社のmacOSに標準搭載されている「Gatekeeper」は、インターネットからダウンロードされたアプリが信頼できる開発者のものかを確認し、未承認の不正なプログラムが実行されるのを未然に防ぐ機能である。利用者が気づかないうちにウイルススパイウェアインストールしてしまうリスクを低減する。

EUデジタル市場法のゲートキーパー

EU(欧州連合)のデジタル市場法(DMA:Digital Markets Act)では、インターネットデジタル製品で特定の市場に支配的な影響力を持つ巨大プラットフォーム企業をゲートキーパーと呼び、規制の対象としている。オペレーティングシステム(OS)やアプリストア、検索エンジンなどを提供し、他の事業者が消費者に接触・取引するために経由せざるを得ない強力な支配力を持つ企業のことである。

欧州委員会が月間利用者数など一定の基準に基づいて指定するもので、米アップル(Apple)社、米グーグル(Google)社、米メタ(Meta Platforms)社、米アマゾンドットコム(Amazon.com)社、米マイクロソフト(Microsoft)社、中国バイトダンス(ByteDance、対象サービスはTikTok)社の6社が指定されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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