グリッド線 【grid line】

概要

グリッド線(grid line)とは、文書編集ソフトなどで、領域の指定や表示要素の移動の際に位置決めを正確に行うために表示される罫線や桝目、補助線のこと。

文書編集ソフトワープロソフト)やDTPソフト、画像編集ソフトなどの編集補助機能の一つで、方眼紙のマス目のように縦横に等間隔に直線が表示される。編集時に位置合わせなどを行うために表示されるもので、画像や紙面に実際に線が引かれているわけではなく、最終的な出力時には線は描画されない。

オブジェクトの移動や変形などの際、グリッド線に近づけると自動的に吸着するよう設定することができるソフトもある。編集メニューや設定画面から「グリッドに吸着」あるいは「スナップ」などの項目で表示されており、オン・オフを切り替えることができる。

なお、編集領域の上部や左部に、グリッド幅や上端・左端からの距離などを測るための数字が表示されることがある。定規のように等間隔に数字が並んでおり、「ルーラー」(ruler)と呼ばれる。

(2023.4.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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