クリックストリーム 【click stream】

概要

クリックストリーム(click stream)とは、Webサイトの閲覧者が訪問から離脱までの間にどのページをどのような順序で遷移したかを記録したデータ。また、そのようなデータを集計・解析して可視化した図表などのこと。

一般に、Webサイトを訪れた閲覧者はページ上にあるリンククリックタッチパネルの機器ではタップ)し、サイト内の別のページへ移動する。一人の閲覧者の見た一連のページの流れがクリックストリームで、アクセスしたページのURLを順番に並べたものとなる。

クリックストリームを分析することにより、運営者が意図した経路で閲覧されているか、外部からの流入や外部への離脱が多いのはどのページやコーナーか、サイト構造やページ構成、デザインなどの変更により人の流れがどのように変化したかなどを詳細に知ることができる。

クリックストリームを取得するには閲覧者の識別が必要で、Webサーバアクセスログから解析する場合はアクセス時刻やアクセスIPアドレスなどから同一人物のアクセスを推測する手法が用いられる。Google Anlyticsのようなアクセス解析サービスの場合には記録時にCookieセッションIDなどを用いて閲覧者を明確に識別して記録するため、より正確に閲覧者の区別がわれる。

(2018.10.22更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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