読み方 : キャパシティかんり
キャパシティ管理【capacity management】
概要
キャパシティ管理とは、ITサービスが必要とする処理能力や資源量を適切に把握し、安定したサービス提供を維持する活動。システムが必要とする処理能力を過不足なく提供し、サービスの中断や遅延を未然に防ぐ。

主にサーバのCPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク帯域などのシステム資源を対象とし、利用状況の監視、分析、予測を通じて最適な資源配分を行う。例えば、アクセス数の増加に伴い処理遅延が発生する場合、リソースの増強や構成変更を検討することで性能を維持する。
実務では、現在の稼働状況を測定するモニタリング、過去データを基にしたトレンド分析、将来需要を見積もるキャパシティ予測が組み合わされて運用される。クラウド環境では、需要に応じて資源を自動的に拡張・縮小する仕組みも利用することで、常に資源の過不足のない最適な環境を維持する。
単に現状の利用状況を監視するだけでなく、将来のビジネス成長やキャンペーンに伴う負荷の増大を予測し、事前に対策を講じることが重要である。もしリソースが不足すれば、システムの動作が重くなり、最悪の場合はサービスが停止して利用者に多大な不利益をもたらす。一方で、将来に備えすぎて過剰な設備を整えることは、不要なコストの増大を招き、経営的な効率を損なう要因となる。