エラーチェック【error check】

概要

エラーチェックとは、データや処理の結果に誤りや異常が含まれていないかを検査する仕組みや操作のこと。分野によって具体的な対象や手法、手順などが異なる。

ストレージのエラーチェック

記憶媒体の分野では、ハードディスクSSDに記録されたデータの整合性を検査する操作をエラーチェックと呼ぶ。Windowsに用意されているディスクのチェック機能(chkdskコマンド)がその代表例で、ファイルシステムの論理的な不整合や不良セクタを検出・修復する。エクスプローラーでドライブを右クリックし、「プロパティ」→「ツール」→「チェック」ボタンから実行できる。長期間の使用や異常終了後に実行することが推奨される。

通信のエラーチェック

データ通信の分野では、送受信されるデータが途中で化けていないかを検査することをエラーチェックという。専門的な文脈では「誤り検出」(error detection)と呼ばれ、代表的な手法として「パリティチェック」がある。これは送信するデータビット列に1ビットの検査用データを付加し、受信側でビットの整合性を確認する仕組みである。より強力な手法として「CRC」(巡回冗長検査)などもあり、データの伝送や保存などで広く応用されている。

アプリケーションのエラーチェック

表計算ソフトなどデータを扱うソフトウェアの中には、利用者が入力した数式などがエラーを起こしていないかチェックする機能が用意されている場合がある。例えば、Microsoft Excelでは、セルに入力された数式や値に問題がないかを自動的に検出し、修正を促す機能をエラーチェックという。セルの左上に表示される緑色の三角マークで表される。

検出される代表的なエラーとして、ゼロ除算を示す「#DIV/0!」、参照先のセルが見つからない「#REF!」、数値が必要な箇所に文字列が入力されている「#VALUE!」などがある。エラーが検出されたセルを選択すると表示される「!」アイコンをクリックすることで、エラーの内容確認や修正候補の選択が行える。数式タブの「エラーチェック」ボタンからシート全体を一括で検査することも可能できる。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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