ウェビナー【webinar】

ウェビナーとは?

インターネットを通じてオンラインで開催される講演会や研修などのこと。「ウェブ」(web)と「セミナー」(seminar)を繋げた造語である。参加者は会場へ移動することなく、パソコンやスマートフォンから視聴できる。企業の製品説明会や採用説明会、教育機関のオンライン講義、社内研修など様々な目的で開催されている。
ウェビナーのイメージ画像

配信形式には、決まった時刻に実施する「ライブ配信型」と、事前に収録した映像をいつでも視聴できる「オンデマンド型」がある。ライブ配信では講師がリアルタイムで説明を行い、参加者はチャットや質問機能を通じて応答できる。オンデマンド型は任意の時間に閲覧できるため、時間や地域の制約を受けにくい。

利用されるシステムは「Zoom」や「Microsoft Teams」、「Google Meet」などのビデオ会議ツールや、ウェビナー専用のプラットフォームである。映像と音声の配信に加え、画面共有、資料表示、アンケート、投票、録画保存といった機能を備えるものも多い。参加者の氏名やメールアドレスを事前登録させる仕組みを持つサービスも広く普及しており、主催者は参加状況や視聴履歴を管理できる。

対面型セミナーと比べると、会場費や移動費を抑えやすく、遠隔地の参加者にも同時に情報を提供できる。会場の収容人数による制限がないため、国内外の多数の受講者へ向けて一度に配信することも可能である。録画を再利用できることから、営業活動や教育用途での導入も進んでいる。一方、通信環境によって映像や音声が不安定になる場合があり、対面形式に比べて参加者の反応を把握しにくいこともある。

通信回線の高速化や配信サービスの発展により利用が広がり、特に2020年以降のコロナ禍で対面イベントが軒並みオンライン開催へ移行したことで定着した。企業分野では見込み顧客への情報提供や製品紹介の手段として活用され、参加登録で取得した情報を営業活動に利用する例も多い。教育分野では遠隔授業や資格講座に用いられ、公共機関や自治体でも説明会などの配信手段として採用されている。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。