インプレゾンビ

インプレゾンビとは?

SNSの「X」で拡散中の投稿に無関係な返信を大量に送りつけることで表示回数を稼ごうとするアカウント、またはその行為を指す俗称。災害や事故、著名人についてのニュースなど注目度の高い話題に便乗するケースが多く、必要な情報を求める利用者の妨げになるとして問題視されている。
インプレゾンビのイメージ画像

この行為が広まった背景には、投稿の表示回数に応じて収益が得られるXの仕組みがある。閲覧数が収益に直結するため、すでに多くの人が集まるスレッドに返信を投稿するだけで効率よく稼げると見なされるようになった。自動化されたプログラムで運用されるアカウントも存在する。

具体的な手口としては、宣伝文句、挨拶や感嘆句、無意味な文字列、他人の投稿のコピーを返信として貼り付けるものが多い。近年では生成AIを用いて大量の文章を自動生成し、繰り返し返信する事例も確認されている。複数のアカウントを連携させ、互いに「いいね」や返信を付け合うことでシステムに人気投稿と誤認させる手法も用いられる。

災害時に救助要請や避難情報の周囲に無関係な投稿が並ぶと、必要な情報が探しにくくなる。検索結果やおすすめ表示に低品質な投稿が増えることで、情報全体の信頼性も損なわれる。Xの運営側は返信フィルタリングの強化や収益化ポリシーの見直しなどの対策を進めているが、自動化技術や手口の変化への追随が続いており、完全な排除には至っていない。

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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